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2021/10/06
有水晶体眼内レンズ(眼内コンタクトレンズ)導入のお知らせ
こんにちは、院長の鍋島です。
皆さま、屈折矯正という言葉をご存知ですか?
いわゆる近視や遠視、乱視で見えにくくなった、裸眼視力を改善させることです。病気ではなく、大多数の人が、眼鏡やコンタクトで見えるようになる技術です。
近年、屈折矯正手術が普及してきており、今では一般的になったレーシック(以下LASIK)や白内障手術(外科手術の中で一番多い)も実はこの一つに属します。LASIKは角膜中央の厚みを薄くして、近視を矯正する手術です。近視の程度が軽い方には良い治療ですが、近視が強い方は角膜を薄くする量が多くなるためあまりおすすめできません。
そして、現在、強度近視に対する治療は眼内にソフトコンタクトのようなレンズを挿入する、有水晶体眼内レンズ手術(以下ICL手術)が主流になりつつあります。ICL手術を行うためには、眼科専門医限定のライセンスが必要となります。私は、当院を継承した際には、ぜひこの治療を小倉北区で先頭に立ち、取り入れることで地元の方々の治療の選択肢を増やすことにつながれば良いなと思っておりました。
この度、私の大切な方2名がICL手術に興味をもたれ、認定手術を引き受けて下さいましたので、先日ICLインストラクター神谷医師のご指導の元、認定手術を行いました。初めての手術に、スタッフも事前準備や事前学習に協力的に取り組んでくれたおかげで手術は大きなトラブルなく無事に終えることができ、私はライセンスを取得することができました。
手術1週間後には、お2人とも数十年ぶりのコンタクトと眼鏡のない生活にとても喜んでくれています。
認定手術を引き受けてくれたお2人からはご意見もいただき、今後の患者さんへの説明や検査をスムーズに行い、手術への不安を少しでも軽減できるようにスタッフと共有し改善していきたいと思っております。
LASIK同様、ICL後は50歳過ぎたら必ず老眼になる治療になりますので、対象は21歳~45歳になります。若い強度近視の方にはとてもいい治療だと信じています。
屈折異常は病気ではありませんので、健康保険の対象にはならず、自由診療となります。
ICL認定医は、現在全国で200名程度で、小倉北区眼科では初めての導入となります。
当院の自由診療について。
・マイオピン点眼(近視抑制点眼)
・サプリメント
・オルソケラトロジー
・ICL手術
・3焦点レンズを用いた白内障手術
(一般的な単焦点レンズは保険適応となります)
ご興味のある方は、受診時に遠慮なくお申し付けください。
詳しくご説明させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。